2011年2月横浜にておこなった一つ前の大空間作品の成果をもとに、このWork in Progress Seriesを行なってきました。Ionescoの「Délire à deux」を基礎に、人間がこの世界にいるということを「二人でいる」という最小単位から考えるという探求。地震一週間後に内容を差し替えて行なった電源未使用公演の次2011年の4月19日に、基礎戯曲の新翻訳をお披露目しました。2012年10月28日には新加入した大石知奈のお披露目としての独り舞台の使用台本にもこの戯曲を選びました。この間、能楽や欧州演劇、そして日本語についてのさまざまな研究・実演を重ねてきました。いろいろなものが形になってきたので中間報告会です。Ionescoの「Délire à deux」をふつうに扱います。翻訳も細かいところがいろいろと調整されています。女がいて、男がいて、外がある、そんな世界。