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    • CommentAuthorRAFT
    • CommentTimeJan 26th 2013 編集済み
     permalink
    とても大きなかなしい出来事に見舞われたとき、既に死んでしまっている「あの彼」が「もし、いま、生きていたならば」と考えるのは、センチメンタリズムにまみれた安易な逃避かもしれません。

    それでも例えば、彼があと十数年長く生きていたら、例えば、あの大きな戦争の「あとの日本」を経験していたら、どんな見えないものを見て、どんな聴こえない音を聴いていたのか。

    やはり私も「宮澤賢治の不在」を追いかけるようにして、想像してみたくなりました。
    宮澤賢治自身が早世した妹「トシ子」の不在を追いかけたように、電信柱が息づくのを見たように、いまの私の「生」がいったいどこに宿っているのか、小さなイカダ(=RAFT)に乗って、再確認する試みです。

             *  *  *

    『うすあかりの国』は、彼の小説「ひかりの素足」の中の章題のひとつで、子供が迷い込む地獄の光景を描いています。

    まずは、その示唆的な章題と、本文からすくい取ったこの言葉をお借りして、始めてみたいと思います。

    「けれどもそこはどこの国だったのでせう」

    (「うすあかりの国」上演に寄せて:櫻井拓見)


    RAFT【文学+-×÷】vol.1
    宮澤賢治 +-×÷ chon-muop『うすあかりの国』

    構成/演出 櫻井拓見 
    出演  たけうちみずゑ 
        澁谷 橙 
        榎本純子 
        小玉陽子 
        関根麻郎 
        後藤 勇 (コントラバス/他)
        山崎阿弥 (声/歌)

    日時 2月22日(金) 15:30☆ / 19:30
       2月23日(土) 15:30 / 19:30★
       2月24日(日) 13:00 / 17:00
       全6回公演。受付・開場は開演の30分前です
       ☆…プレビュー公演。予約・当日ともに料金500円引き
       ★…終演後、アフタートーク的なささやかな催しあり

    料金 予約¥2,300 当日¥2,500

    会場 RAFT(中野区中野1-4-4 1F)

    お問合せ/ご予約 NPO法人らふと tel/fax 03-3365-0307

    詳細→http://raftweb.info/usuakari