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    • CommentAuthorchiten
    • CommentTimeAug 24th 2014
     permalink
    東日本大震災と原発事故を受け、ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが書いた長大な戯曲。
    言葉、身振り、音、空間——現代芸術の到達点として、圧倒的な支持を得た舞台が待望の再演。


    この度劇団「地点」は、2012年にフェスティバル/トーキョー12で上演したエルフリーデ・イェリネク作『光のない。』を再演します。

    オーストリアのノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクは、ポストドラマ演劇の最前衛として欧州で頻繁に上演される劇作家。『光のない。』は東日本大震災とそれに続く福島の原発事故をモチーフに書かれました。登場人物も物語もはっきりしない難解さを持ちながら、生者と死者の境界、テクノロジーに翻弄される人間存在、日本人が共有した震災直後の混乱――といった強いイメージを一語一語から想起させる力強いテキストです。イェリネクの書いた言葉の豊かさが、地点が長年培った音楽的/即物的な発語方法によって一挙に観客を捕え、そのスケールと相まって圧倒的な印象を残しました。音楽監督・三輪眞弘との共同作業により、これまでの地点の音楽性はより一層輝きを放ち、初演の際は音楽分野からも「まるで現代オペラのよう」と高く評価されています。

    【作品について】
    「第一バイオリン(A)」と「第二バイオリン(B)」の対話からなる戯曲『光のない。』。しかしながら、彼らが生きているのか死んでいるのか、彼らが津波にのみこまれたのか、閉鎖された原子力発電所の内部に取り残されたのか、戯曲にはなにも具体的なことは記されていない。この舞台において共有されているのは、東日本大震災があり、それにつづく原発事故があったということ。俳優たちが発する「わたし/わたしたち」は誰なのかということを問い続け、言葉の断片的なイメージをつなぐことで舞台は進行する。



    作| エルフリーデ・イェリネク  
    翻訳| 林立騎(白水社刊)
    演出| 三浦基   
    音楽監督| 三輪眞弘

    出演| 安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 河野早紀 小林洋平
    合唱隊| 朝日山裕子 石田遼祐 金巻勳 黒田早彩 田嶋奈々子 野口亜依子 林美希 圜羽山圜 藤崎優二 幣真千子 村田結 米津知実

    スタッフ 舞台美術|木津潤平
    衣裳|堂本教子
    照明|大石真一郎
    照明オペレーター|岩田麻里
    音響|徳久礼子
    音響オペレーター|稲住祐平
    舞台監督|山口英峰
    舞台監督助手|足立充章
    技術監督|堀内真人
    制作|小森あや 田嶋結菜

    【公演日程/会場】
    2014年
    10月11日(土)18:00
    10月12日(日)18:00
    10月13日(祝・月)15:00

    KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉 
    横浜市中区山下町281 TEL 045-633-6500

    【チケット発売日】
    2014年8月2日(土)

    【料金】
    全席指定席
    一般 前売4,500円/当日5,000円
    学生 前売3,000円/当日3,500円 

    【チケット取扱】
    ○地点 TEL 075-888-5343 http://chiten.org/reservation/
    ○チケットかながわ  http://www.kaat.jp/ TEL 0570-015-415 
      窓口:KAAT神奈川芸術劇場2F(10:00~18:00)
    ○チケットぴあ http://pia.jp/t TEL 0570-02-9999 [Pコード: 438-643]
    ○e+(イープラス) http://eplus.jp/kaat/(パソコン・携帯)
    ○F/Tチケットセンター 9月20日(土)10:00より取扱。 http://festival-tokyo.jp/  03-5961-5209(12:00-19:00 定休日あり)

    主催| 合同会社地点 
    提携| KAAT神奈川芸術劇場
    製作| フェスティバル/トーキョー、地点(2012年初演)
    2014年版共同製作| KYOTO EXPERIMENT
    助成| 芸術文化振興基金
    フェスティバル/トーキョー14連携プログラム